クルッシャイ ムリーぐル!〜すべてうまくいっています。

チュニジアのキリム に魅せられ、「ただの主婦」からライフシフトしてなぜこんなところでそんなこと?的 目が点腰抜け半移住チュニジア生活のお話。

Youtube

フランス語、嗚呼 フランス語 フランス語。 毎日欠かさず フランス語。

 

若い時から毎日コツコツ、の自習が恐ろしく下手、さらに『うつ』に癌に子供の問題、でその日暮らしもいいところ、日々生き延びるので精一杯の日々でなんの積み上げもできていなかったのだが、そんな時期を乗り越えたおかげか、多少なりともの年の功か、5月からのオンラインフランス語学習が順調に続いている。

 

昨年はフランス語学校に通ったのだが、今春からの新学期がコロナ禍で延期が続き、ならばこの際リモートで、ということで、そのフランス語学校の推奨するオンライン学習システムを受講することにした。毎日、というか週5回上限で設定した曜日にメールでその日のレッスンが送られてきて、回答すると添削されて、というスタイル。

フランス語学習者の方はみなさんそうかと思うのだが(思いたい)、一番苦しんでいるのがconjugaisom:動詞の活用。これもまたアプリで特訓中だが、三歩進んで二歩下がる、どころか一歩進むのも三日がかり、下がるのは1分、くらいの気がしている。

 

そんな牛歩戦術どころか亀の歩みでは、身につくよりも寿命が尽きる方が早そう、というわけで、ここはYoutubeの出番である。発音から文法から、なんでもござれ。

 

最近はなんでもYoutube、動画から知識を得ることが飛躍的に多くなった。電化製品の取り扱い説明やいろいろな手順もみんなYoutubeで見ることができるのだから、もう細かい字が読みづらくなり、文章の理解力も忍耐力も低下してきた身にはかなりありがたい。

 

以前の記事の手洗い洗濯ネタに書き忘れていたのだが、実は・・・手洗い洗濯の効果的なやり方、というものも『勉強』したのである、Youtubeで。

 

昨年10月、チュニジア南部の地方都市ガベスに拠点を置き、学生向けの寮のような、なんでも共同、洗濯機無し!のアパート暮らしになった時に、である。後日詳しく述べるが、wifi 事情もよくはないので普通女性は近づかぬカフェ(この件もまた後日詳しく)のフリーwifiあるところで、好奇と非難の目にさらされながらの、手洗い洗濯方法動画視聴であった。

 

家事の勉強、といえば・・・まだトゥジェンにホームステイし始めて間もない頃、一家の「主婦」アジザにいつもくっついて、その地、その家の家事や生活見習いをしていたのだが、、如何せん、何もかも日本とやり方が違い、へぇぇぇ、そうやるんだ、と目を丸くして感心することばかり。なんでも手作業、家畜の世話に農作業、果ては炭焼きまで、その合間にキリムを織る。

人として、生きる、人が暮らす、生活することについて、改めて考えることが始まった。

 

今更ながら、朝起きてから夜寝るまで、その暮らしは何もかもが感動である。

料理もまな板使わず、ペティナイフで直接片手で削ぐように切りながら鍋へ、等(このブログはそういう見聞きし体験したことの記録が目的なのでこの件も追い追い書いていくが)そんな文化の違いがとても興味深く、ずっとアジザにくっついてしげしげと見、いちいち感心して、やらせて貰えば全然うまくできなくて、という、これぞ異文化に飛び込む楽しさ、観光旅行ではない『暮らしを知る』醍醐味、ほんんとうに貴重な体験を積ませてもらっていた。

 

アジザたちからすれば、誰も代わってはくれぬ、そんなのあったりまえの、なーんでもないつまらない日常の孤独な台所仕事、家事全般に、いい歳した外国人が目を輝かせて感心してすごーいすごーいを連発、やるやる言うからやらせてみればあまりに下手くそすぎて笑っちゃうレベル。突然、見たこともない機械(パソコンやipadiphoneのこと)持ってやってきた言葉も通じぬE.Tとの交流で家事も料理も楽しく嬉しい時間に変わっていた。

 

彼女たちが一番最初に覚えた日本語は「すごーい」である。

 

猫舌で、非力で、不器用なE.Tがやることなすこと、何もかも笑いのネタ。

熱いから気をつけろ、と言われているのに、クスクス口に入れてやっぱり熱くてのたうちまわるとか、自動でつかないガスコンロにライターで火をつけるのが怖くてできない、とか、日本とはシステム違う鍵のついたドアがどうにも開けられずに苦しんでいるとアジザが目をつぶってでも秒殺で開ける、etc etc   ・・・もはやコント、子供達も大喜びで、何かやらかすと翌日には親戚全員知っていて、状況をマネされ笑われた。

 

文字情報もエンタメも、家族親戚以外の付き合いも、なんの刺激もない、外出もままならぬ、21世紀とは思えぬ保守的な彼女たちの暮らしにおいては、外国人が家に寝泊まりしているなんて、一世一代の一大事。受け入れてくれただけでも感謝、断られたら終わってしまう。私という存在そのものが、生きる力のなさ、都会人のダメっぷりが少しでも楽しんでもらえて、乾いた大地に潤いができるのであれば、もう笑われてなんぼ、である。

 

笑われながらも経験積んで、この頃は一家の一員として言われなくても一人でもこなせ、好きにやらせてもらえることも増えたのだが、やはりさらなる進歩を見せねば、いつまでもダメダメで笑われていては日本の主婦の名が廃る、と思い、日本にいても意識的にトゥジェンだったらどうするか、文明の利器なくともやっていく方法をわざとやったりしていたのだが、洗濯はさすがについ機械任せで・・・ガベスで勉強Youtube、となった、2020年10月。

 

笑いを取ること以外にも、実際的に貢献できることを、継続的に、が目標である。

 

*写真:Youtubeで学ぶだいぶ前、まだ滞在し始めの頃、手伝う!やる!といって勇んで洗濯したら、手で揉みすぎて破いてしまった手編みのレースの『テーブルクロス』。半べそで打ち明けた私に、アジザは爆笑しながら『ミセールシ!』:大丈夫 と言ってくれた。今はトゥジェンを訪ねる際には汚れがすぐ拭けるビニールの柄付きのものを調達していく。便利で手軽、もいいのだけれど、ちょっと複雑。

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やってしまいました。

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ダメダメでごめんなさい。

 

 

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