今日は天気が良い。
6月、毎日言ってる、6月。 なのでとうとう関東も梅雨入りしたらしい。
殺人光線並みの太陽光降り注ぐ灼熱の大地 チュニジアのバッキバキ乾燥度合いとはほど遠い、アジア!を感じさせる、肌にまつわりつく湿り気たっぷりの空気感。
居坐わる低気圧がバグ経験のある脳みそをさらにふやけさせるのか、ぼわあんとしたかったるさが絡みつく。気持ちも湿っぽく、メンタルには一番良くない季節。
コロナ一辺倒だったテレビニュースの話題も傾向が変わってきて、今は熱中症対策の話をよく耳にする。
天気予報の画面に並んだ傘マークを見て、明日も天気悪いのか、とつぶやきながらふと思い出す、チュニジアでのとある会話。
会話、と言っても私は耳から覚えたチュニジア南部方言と「指さし会話帳」に載っているのをまぜまぜでとにかく単語を並べ、あとは手話か、くらいの身振り手振りでの意思疎通なのだけれど。
チュニジアの北側に位置する首都チュニスから500kmほど、海沿い地域との較差激しい内陸部、ガベス県のど田舎 峡谷の隠れ里(秘境とも言う)トゥジェンに得たホストファミリーとの暮らしでどれだけ吹っ飛んだか、をこれからここでアウトプットしていくのだが、まずは穏やかな天気の話の思い出をば。
砂漠に近い大陸気候、一年の多くは怒りがわくほど暑くもなるが、冬は日本と同じぐらい気温が下がり、雨が降ることが多くなる。冬と雨が『シテー』と言う同じ単語なのがそれを物語る。草木も生えぬ夏の灼熱の暑さに耐えねばならないトゥジェンの人たちにとっては、寒いのは快適、良い=ベーヒ、暑いのは悪い、よくない=ハーイブである。
トゥジェンで朝から曇ってどんより、今にも雨が降り出しそうだった時、思わず 今日は天気悪いね、と言うと、一番仲良しで意思疎通できる末娘(と言っても30代半ば)のアジザがすかさず返す。
『今日はいい天気、イルヨウム タクス ベーヒ!』
おおお、そう言うことかぁ、と感動しているうちに雨が降り出し、ぱきぱきに乾いて砂っぽい地面を潤していく。
恵みの雨、命の源。トゥジェンに降る雨は各家庭で大切に貯められ、日々の暮らしに衝撃的に直結していたのだが、その頃の私はまだそんなことに気づきもせず、他の『目が点』な出来事に心を奪われていたのだった。
旅はまだまだ始まったばかり。
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